【探偵が経験から語る子供の家出|未成年の家出】

捜索経験から得た探偵の知見

 

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実際に子供の家出人捜索に数多く携わってきた探偵にインタビューしました。

 

原一探偵事務所を訪問取材した時に会ってくださったW探偵とF探偵のお二人です。

 

現場を知る者のみが知る興味深い知見があるので、ぜひ読んでみてください。

 

W探偵の話 子供の家出の2段階

原一探偵事務所W探偵

【原一探偵事務所W探偵】

経験から子供の家出には2段階あると考えています。

 

第一段階は、ネットカフェ、漫画喫茶、24時間ファストフード店、ファミレスなどで過ごしている状態。

 

まだ自分のお金も持っていて、悪いこともしていません。

 

この段階で「親は探してくれないんだな」と失望し、お金も尽きると第二段階に入っていきます。

 

例えば次のようなことです。

 

「神待ち」(ネット掲示板などで男性を見つけ、性行為と引き換えに宿と食事を提供してもらう行為)をする。

 

不良グループに助けを求める。一度世話になると抜けることは非常に困難。

 

たむろするうちに知り合うべきでない人と知り合い、深い関係になる。監禁、暴行、強制売春などに発展することも。

 

「神待ち」等は、親御さんとしては信じがたいかもしれませんが、実際には多発しています。

 

捜索は男女で言うと女子の方が難航することが多いです。

 

誘いをかけてくる人間の数は、女の子に対しての方が圧倒的に多いですから。

 

しかし、少年を求める同性愛者も多く、男の子も性的事件に巻き込まれるリスクは多々あります。

 

第二段階まで進んでしまうと、発見も困難になるし、再発の危険が極めて高くなります。

 

知り合った仲間が何度も家出に誘うとか、売春や風俗に抵抗がなくなり、どんどん堕ちていくとかです。

 

そこまでいかない場合も、単純に家出慣れはしてしまいます。

 

そうならないように、第一段階のうちに見つけてあげてほしいというのが、私からの切なる願いです。

 

F探偵の話 子供の家出の一番多い理由

原一探偵事務所F探偵

【原一探偵事務所F探偵】

子供の家出の理由についていろいろなことが語られます。

 

しかし、経験から感じるのは非常に単純な理由の場合がとても多いことです。

 

それは「親に『出て行け!』と言われたから」というものです。

 

大人からすると開き直っている様ですが、そうじゃないんです。

 

子供にとって家にいられない状況は大人が考えている以上に深刻です。

 

「出て行け!」は、ひねくれた子供も結構深刻に受け止めています。

 

「出て行け!」と言われたから家出した。

 

「戻っておいで」と言われていないので戻らない。

 

割りと単純です。

 

ですから親御さんは腹が立っても「出て行け!」はやめてください。

 

 「部屋に引っ込んでろ」程度にしてあげて下さい。

 

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