必要なのは家出の動機を解消すること
家出の解決は、見つけて家に連れて帰って終わりではありません。
子供が家を出たいと思った原因を取り除かないと家出は繰り返される可能性があります。
このことについて説明しましょう。
親に必死に探してほしい子の場合
家出の動機のひとつとして、親の愛情を確認したいという場合があります。
自分は親にとって大切な存在なんだ、こんなに心配してくれるんだ、というのを実感したいということです。
この場合、必死で探し当てれば、家出して心配をかけたことを謝罪し、二度としないと誓ってくれるでしょう。
探さないという選択肢は危険です。
「自分なんかどうでもいい存在なんだ」とやけになり、もっと危険なことに乗り出す可能性があります。
しかし、必ずこちらのケースだと決めてかかるのも危ない考え方です。
「こんなに心配したんだから、わかってくれるだろう」と思い込む。
でもそうではないケースもあるのです。
見つけてほしくない、家に本当に帰りたくない場合
これは家にいたくない強烈な理由がある場合です。
さまざまなことが考えられます。
- 親が暴力をふるう
- 親の飲酒癖やだらしなさが耐えられない
- 親の厳格さが耐えられない
- 出来のいい兄弟と比べられて居場所がない
- 親の再婚相手や交際相手が嫌い
- 好きでない習い事や進路を強制される
まだまだあるでしょうが、こういう場合はやっと連れて帰ってもまた家出する可能性があります。
子供が家出をした本当の理由はなんだったのか?
それをどうやったら解消できるか?
再発を防ぐにはそういうことに真摯に向き合い、適切なアフターケアをしていくことが必要です。
子供の家出連れ戻しに経験が豊富な探偵社の中には、そうしたことまでアドバイスしてくれるところもあります。